デートの誘いは、二択で聞きます。営業の「候補は3つ」は、恋活では重すぎます。

デートの誘いは、二択で聞きます。営業の「候補は3つ」は、恋活では重すぎます。 会話・デート

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デートに誘うとき、日時をどう聞いていますか。「いつが空いてますか」と丸ごと相手に預ける人もいれば、「①火曜の19時、②木曜の20時、③土曜の12時、どれがいいですか」と候補を並べる人もいます。私は、どちらも選びません。来週か、再来週か。二択で聞きます。

理由は、営業のアポ取りの感覚をそのまま恋活に持ち込むと、相手にとって重くなるからです。営業では、日にちと時間帯の候補を3つほど出し合って日程を決めます。それが正解の世界です。ところが同じやり方を恋活でやると、相手は逃げ道をなくされたように感じます。今日は、営業の「候補は3つ」と恋活の「候補は2つ」の間にある違いを書きます。

営業のアポ取りは、候補を3つほど出し合って決めます

営業でアポを取るとき、日にちと時間帯の候補を3つほど出し合って、日程を決めます。「いつでもいいです」では話が進みません。かといって「この1日だけ」では、相手の都合と合わないこともあります。3つほどあれば、たいていどれかに収まるものです。日にちと時間帯を組み合わせた複数の候補が並び、その中から決まります。これでアポが成立するわけです。

営業では、この形が理にかなっています。相手は仕事として時間を取ってくれる立場で、こちらも仕事として時間を押さえたい立場です。お互いの目的が「日程を決めること」で一致しているので、候補が多いほど決まりやすくなります。3という数は、決めるための数なのです。

同じことを恋活でやると、逃げ道をなくされたように感じます

この感覚をそのまま恋活に持ち込むと、話が変わります。「3つの候補日時を聞く」という動きは、聞かれた相手から見ると、逃げ道をなくされているように映ります。私は、これを重いと言い切ります。

相手の頭の中を想像してみてください。あなたのことを、いいなと思ってくれているとします。でも、まだ迷っている段階かもしれません。そこへ具体的な日時が3つ並びます。「この中のどれかに決めないといけない」という空気が生まれるのです。断るなら、3つとも×をつけることになります。つまり「全部ダメです」と言うしかありません。

いいなと思っている相手ほど、この状況は苦しくなります。「会いたい気持ちはあるけれど、この日程だとどれも厳しい」と感じても、3つ全部を断れば、気持ちまで断ったように見えてしまうからです。だから優しい人ほど断りにくく、返事そのものが重くなっていきます。

同じ「3」でも、営業では選択肢、恋活では圧になります

営業の3つと恋活の3つは、数字が同じでも意味が違います。営業の相手は、仕事の関係の中にいる人です。アポを取るかどうかではなく、いつ取るかを調整する段階にいるのが前提になります。そのため、3つの候補は選択肢として働きます。

恋活の相手は、まだ関係が始まっていません。デートに行くかどうかを、これから決める段階にいます。その人に3つの日時を並べると、「行くこと」を前提にした話に見えてしまいます。行くかどうかを決めていない人に、いつ行くかを決めさせているからです。ここが、営業の型をそのまま持ち込んではいけない部分です。営業と恋愛は根っこでつながっていますが、根っこがつながっていることと、枝の使い方が同じであることは、別の話です。

だから、二択にします。来週か、再来週か

私が勧めるのは、二択で聞く形です。日にちを絞りすぎず、来週か再来週くらいのゆとりを持たせて、どちらかを選んでもらいます。

よかったら、ご飯に行きませんか。来週か再来週のどちらかで、ご都合はいかがですか。

この形には、3つの良さがあります。

1つ目は、相手の負担が小さいことです。選ぶのは来週か再来週かの1つだけで、3つの日時を予定表と照らし合わせる作業は要りません。2つ目は、日にちに幅があることです。来週と再来週なら相手は自分の予定を思い浮かべやすく、「来週は厳しいけれど、再来週なら」と答えられます。3つ目は、時間帯や店をあとから決められることです。最初から細かい日時まで決めにいかず、大枠だけを決めます。日にちが決まってから、時間と場所を相談すれば済みます。

「いつが空いてますか」も、実は重いです

丸投げの聞き方にも触れておきます。「いつが空いてますか」と聞かれた相手は、カレンダーを開き、空いている日を探し、自分から提案しなければなりません。考える作業が、そっくり相手に回ってくるのです。

営業でも、相手に考えさせる質問より、選べる質問のほうが答えてもらいやすいものです。「何かご要望はありますか」と聞かれるより、「Aの方向とBの方向なら、どちらが近いですか」と聞かれたほうが、口を開きやすくなります。デートの日程も同じで、誘った側が先に考え、相手は選ぶだけにします。二択は、まさにその形をしています。

整理すると、こうなります。丸投げは、考える作業を全部相手に渡す聞き方です。3つの候補は、選ぶ作業に加えて、断るときの言い訳まで相手に考えさせる聞き方です。二択は、選ぶだけで済む聞き方。三つを並べれば、二択がいちばん軽いことは明らかです。

メッセージの例で、比べてみます

まず、丸投げの聞き方と二択の聞き方を並べます。

【丸投げ】今度ご飯行きませんか?いつ空いてますか?

【二択】今度ご飯行きませんか?来週か再来週のどちらかで、どうでしょう?

次に、3つの候補を並べる聞き方との比較です。

【3つ】ご飯行きませんか?①来週火曜19時、②来週木曜20時、③再来週土曜12時、どれか空いてますか?全部難しければ、別の候補を3つ教えてください。

【二択】ご飯行きませんか?来週か再来週のどちらかで、ご都合のいい方を教えてください。

3つの例は、最後に「別の候補を3つ教えてください」と続いています。営業のアポ取りなら、この一言で日程が決まる場面です。恋活でこれを送ると、相手に3つの日時を考える宿題を出したのと同じになってしまいます。二択の文面なら、返す側の手間も小さくて済みます。「来週でお願いします」の一言で終わるからです。

二択への反応が、相手の本気度を分けてくれます

二択で聞くと、もう1ついいことがあります。相手の反応から、本気度が見えることです。

あなたのことをいいなと思ってくれている人は、二択に乗ってくれます。「来週の土曜なら大丈夫です」と、日にちを返してくれるのです。一方、そもそも脈がない人は、二択のところで返事が止まります。返信が遅くなり、曖昧な返事になり、話が流れていきます。そこで切れるのです。

これが、二択のいいところです。乗ってくれる人と乗ってこない人を、自然に分けてくれる仕組みなのです。3つの候補で押した場合は、脈がある人まで重さに引いてしまうことがある、という話でした。二択ならその心配が少なく、乗ってこない理由は、単純に気持ちが向いていないからだと受け取ればいいのです。

営業でも、日程の話に乗ってくるかどうかは、案件の温度を測る材料です。前向きなお客さんは、日程の話にも前向きに返してくれるもの。温度が低いお客さんは、日程の話になると返事が遅くなりがちです。デートの日程にも、同じ働きがあります。

脈がない人が早く分かるのは、損ではなく得です

「二択で誘って切れてしまったら、悲しい」と感じる人もいるでしょう。けれども切れたのは、関係が壊れたからではなく、脈がないことが早く分かったからです。3つの候補で重さを感じさせ、理由が分からないまま終わるより、二択で気持ちがはっきり分かるほうが、次へ進みやすくなります。

このサイトが伝えたいことの一つは、ネガティブな結果をポジティブに変換する力です。二択で切れたときも同じです。無駄な時間を使わずに済んだ、次の人に早く向き合える、と受け取れる人は、恋活を長く続けられます。返信が来なくなったときの考え方はマッチングアプリで返信が来なくなった。それでも「次」に活きる考え方。に、量の面から見た話は恋活は、確率論です。量をやらない人に、質を語る資格はありません。にまとめています。

返事が来ないときは、どう受け止めますか

二択にすぐ返事が来ないことも、あります。ここですぐに脈なしと決めつける必要はありません。仕事が忙しいだけかもしれませんし、予定がまだ見えていないだけかもしれません。数日は待ち、必要なら軽く一言添えて連絡してみます。それでも返事が止まったままなら、それが二択への答えです。そこで切れたと受け止めて、次へ進みます。

お忙しそうですね。予定が見えてきたら、いつでも教えてください。

この一言は催促ではなく、相手の負担を減らすための連絡です。粘り強さとしつこさの境目は、目の前の人を、簡単に諦めません。営業20年で染みついた、粘り強さの話です。で書きました。相手が明確に断っているのに連絡を続けるのは、粘り強さではありません。この線引きだけは、守ってください。

「どちらも難しいです」と返ってきた場合は、拒否とは限りません。調整の入口です。「では、再来週の後半か、その次の週はどうですか」と、もう一度二択で聞けば足ります。3つ並べる必要はなく、二択を1回ずつ重ねていきます。

二択が向かない場面も、あります

どんなときも二択がいい、というわけではありません。相手のほうから「来週の土曜なら空いてます」と日にちを出してくれたときは、迷わずそこに乗ります。そこで二択を出し直す必要はありません。

会う回数が増えて、お互いの予定が見えてきた関係でも同じです。「いつものお店で、土曜の夜にしませんか」のように、1つに絞って聞いたほうが、相手には楽になります。二択が効くのは、デートに行くかどうかを、相手がまだ決めていない段階です。関係の段階に合わせて聞き方を変えるのが、ここでの考え方です。

断られたときは、丁寧に受け止めます

二択に「今回は難しいです」と返ってきたら、そこで話を終える形に整えます。

ありがとうございます。また機会があれば、よろしくお願いします。

これで十分です。食い下がる必要も、理由を聞き出す必要もありません。営業でも、断られたら断られたとして受け止め、態度は丁寧に保つものです。断られても丁寧な人は、印象に残ります。次に何かのタイミングが来たとき、その印象が効いてくることもあります。断られ方が、次の縁を決めることもあるのです。

二択を出すのは、いつがいいですか

メッセージのやり取りが続いていて、相手の返信に温度がある段階が、出しどころです。誘うのが早すぎれば相手はまだ迷っていて、遅すぎれば熱が冷めます。誘うか迷っている時間が一番もったいないという話は、デート2回目、誘うか迷っている時間が一番もったいないです。で書きました。

誘う文面は、短くて構いません。日にちの二択と、食事かお茶かという軽い提案だけで足ります。一度に店も時間帯も決めにいかないのが、重さを避けるコツです。決めることを小さく刻んで、相手が一歩ずつ答えられる形にしておきます。営業のクロージングを小さな合意に分けていくやり方と、同じ発想です。告白のタイミングとの関係は告白のタイミングは、クロージングの瞬間と同じです。ただし、伝え方だけは決定的に違います。でも書いています。

営業の型は、そのまま持ち込まずに、一度ほどきます

営業の型は、恋活でも役に立ちます。ただ、そのまま持ち込むと重くなる場面があります。今回の日程の聞き方は、その分かりやすい例でした。営業では3つの候補で決まり、恋活では二択で足ります。同じ根っこから出ていても、相手との関係の段階が違えば、枝の伸ばし方は変わるのです。

営業と恋愛は、根っこでつながっています。つながっているからこそ、営業のやり方を持ち込むときには、一度立ち止まって、相手の立場に置き換えてみてください。その一手間で、伝わり方が変わります。次にデートに誘うとき、あなたは、いくつの候補を並べますか。

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出会う場所そのものを選び直したいときは、恋活・婚活で使えるサービス、結局どれがいいのか。目的別に6つ整理しました。で、目的別にまとめています。

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→ デートのお礼は、今日送ります。翌日まで待つ必要は、ありません。

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