デートが終わったあと、「お礼のメッセージはいつ送ればいいか」と考える人は多いはずです。
恋活の話題では、「当日は避けて翌日に送る方がマナーがいい」「すぐ送ると必死に見える」という意見を目にすることがあります。ただ、営業20年の現場で、「翌日まで待った方がいい」と言われたことは、私には一度もありませんでした。
お礼は、早ければ早いほどいいです。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
「翌日がマナー」という話の出所
この話がどこから来ているかを、私なりに整理しておきます。
一つは、就活・ビジネスのお礼メールの慣習です。面接後のお礼メールを当日すぐに送ると「準備してきたパフォーマンスに見える」という見方があり、翌朝の業務時間内に送る形が定着している面があります。しかしこれはビジネスの、しかも面接という特定の場面の話です。デートに同じルールをそのまま当てはめる必要はありません。
もう一つは、「すぐ送ると重く見える」という恋愛論です。駆け引きとして「あえて間を置く」やり方を推奨する情報は多く、「即レスしない方がいい」「返信を遅らせて焦らす」という考え方と混在しています。ただ、お礼のメッセージは駆け引きではありません。「楽しかった」という気持ちを届けるためのものです。目的が違うので、駆け引きのルールを適用する場面ではありません。
「翌日がマナー」という話は、別の文脈から来たルールが混ざり込んでいる可能性が高いと私は思っています。
鉄は熱いうちに打つ
これは私が営業の現場でずっと持っている感覚です。
デートを終えた直後、相手は「楽しかったな」「また会いたいな」という気持ちのまま帰っています。その気持ちが一番高いタイミングに届くメッセージと、翌日の昼に届くメッセージでは、受け取り方が変わります。
鉄は熱いうちに打て、という言葉があります。温度が高いうちに動くことが、次につながる。これは営業でも、恋活でも同じです。
帰り道に「今日楽しかった」というメッセージが届いたとき、相手はまだその時間の延長線上にいます。「そうだった、楽しかった」という反応が自然に出てくる。翌日の朝になると、仕事の準備や別のことが頭に入ってきて、デートの余韻は少し薄れています。翌日の昼ならさらにそうです。
早く送ることは「必死に見える」のではなく、「その時間を大切にしている」ということを伝えることです。
相手が良い気持ちでいてくれているうちに届けることが、次に続く話になりやすい。これが営業の現場で私が実感し続けてきた原則です。
送らないとき、相手の頭の中で何が起きるか
このサイトの別の記事(返信の速さが信用をつくる話)でも書いていますが、送らないことはそれ自体がメッセージになります。
デートが終わってお礼のメッセージが来ない。相手の頭の中では何が起きているでしょうか。
「忙しいのかな」「疲れて眠ったのかな」と思う人もいます。ただ、「楽しくなかったのかもしれない」「気を遣わせてしまったかな」「もう連絡が来ないのかな」とネガティブに受け取る人もいます。
男女どちらも同じです。お礼がないと、相手は「どう思われているか分からない」という状態に置かれます。分からない状態は、不安を生みやすい。その不安は次の行動に影響します。
次に会うことを考えているなら、その余分な不安を相手に持たせる理由はありません。
何を書くか
ここからは私の整理です。
デートのお礼に書くことは、大きく二つです。
一つは「楽しかった」という気持ちの表明。もう一つは、相手の話や行動から一つだけ具体的に引き出すことです。
| パターン | 例文 | 相手の受け取り方 |
|---|---|---|
| 「楽しかったです」だけ | 「今日はありがとうございました。楽しかったです。またよろしくお願いします。」 | 社交辞令と判断されることがある。「ありがとうございます」で会話が止まりやすい |
| 具体的な一文を加える | 「今日はありがとうございました。おすすめしてもらったお店、帰り際に調べたらほかにも気になる場所があって。また今度、教えてもらえたらうれしいです。」 | 「ちゃんと覚えていてくれた」という印象になる。次の会話のきっかけになる |
「よろしくお願いします」という締め方は、ビジネスのお礼に使う言葉です。恋活の場では「また会えたらうれしいです」「次も楽しみにしています」の方が自然です。
この「覚えていること」をメッセージで使うためには、デート中に記憶に残しておく必要があります。別の記事(相手の話をいつメモするかの話)で書いた通り、目の前でスマホを触るのではなく、席を外したタイミングで記録しておくのがいいです。お礼のメッセージで使えるネタは、そこから引き出せます。
長くしすぎる必要はありません。気持ちと具体的な一文で十分です。長いお礼メッセージは、相手に「返信を頑張らなければ」という負荷をかけることがあります。
お礼の中に「次の誘い」を入れていいか
これも私の整理です。
「また今度ぜひ」程度のひと言を添えるのは、問題ありません。相手が「また会いたい」と思っているなら、その言葉は届きます。
ただ、「次は○○に行きましょう」「来週どこか空いていますか」と日程や場所の話まで入れると、お礼のメッセージが誘いのメッセージになります。お礼を受け取った相手が、返信で日程の返答まで求められている状態になるのは、少し重くなります。
お礼はお礼として届ける。次の誘いは、お礼への返信が来てからにする。この二段階に分けた方が、相手は受け取りやすくなります。二択での誘い方については、別の記事(デートの誘いを二択にする話)で書いています。
男女どちらが送るべきか
この点は、男女どちらも変わりません。
「男性から先に送る方がいい」「女性から送ると積極的すぎる」という考え方もありますが、どちらが先に送ってもお礼は喜ばれます。先に送った方が、「その日を大切にしてくれた」という印象を相手に与えます。
どちらも楽しかったと思っているなら、どちらが先でもいい。待って「向こうから来なかった」と感じるより、自分から届けた方がいいです。
翌日でもいい、一つの例外
翌日を選ぶことが絶対に間違いだとは言いません。私が翌日を選ぶとしたら、一つだけ理由があります。
デートが終わったのが深夜で、帰り着いたのが25時を過ぎているとき。その時間に送ることで相手の睡眠を邪魔してしまうなら、翌朝を選びます。
それ以外のケース、夜の22時や23時に帰り着いたとしても、メッセージは届けていい。その時間にスマホを見ている人は少なくありません。「今日は楽しかったです」は深夜でも受け取られます。
「翌日がマナー」という理由だけで待つのではなく、相手の状況を考えて判断する。ただ、判断の基準は「深夜かどうか」だけで十分です。
早く届けることが、次につながる
デートのお礼は、相手がまだその時間の中にいるうちに届ける。早ければ早いほどいい。この感覚は、営業の現場で私が持ち続けてきた原則と同じです。
「いつ送ろう」と考えながら時間が経つほど、相手の温度は下がっていきます。翌日のマナーを気にしている間に、せっかく積み上げた印象が薄れることの方が、送るのが少し早かったことよりずっともったいない。
帰り着いたら、送ってください。気持ちは、その日のうちに届けた方がいいです。
連絡のやり取り自体に手間やプレッシャーを感じているなら、マッチングから日程の調整まで仕組みで解決してくれるサービスもあります。
→ 恋活・婚活のサービスを目的別に整理した記事はこちらです。


コメント