「うまくいっている人のやり方を、そのまま真似すればいい」。営業の世界では、これは半分冗談で、半分本気の鉄則です。「学ぶは真似る」という言葉があるくらいで、トップパフォーマーの言葉遣い、トークの間、アプローチの順番を一言一句コピーする。これは営業では実際に、一番数字を出す近道です。私は営業一筋20年、この「真似る」を自分でもやってきましたし、後輩にも勧めてきました。今日は、この「真似る」が恋活・婚活にそのまま使えるのか、という話を書きます。
営業では、真似るのが正解です
結論から言うと、営業の世界で「トップパフォーマーを真似ろ」というのは、セオリーとして正しいです。実際、私自身、成果を出している人のトークをそのまま覚えて、現場で使ってきました。我流でゼロから型を作るより、結果が出ている型をそのままコピーする方が、圧倒的に早く数字に近づきます。営業ではこれが、一番の近道です。
恋活で真似ると、ギャップが生まれることがあります
ところが、これをそのまま恋活・婚活に持ち込むと、少し話が変わってきます。理由は、人にはそれぞれキャラクターがあるからです。素直そうな人、誠実な人、少しチャラそうな人。マッチングアプリの相手にも、それぞれ持っている雰囲気があります。
うまくいっている人の口説き文句、誘い方をそのまま覚えて使ったとき、それが自分のキャラクターと合っていなければ、相手はそこにギャップを感じます。誠実そうな雰囲気の人が、急にチャラい殺し文句を口にすると、「あれ、そういうキャラだったっけ」という違和感が生まれます。営業のトークと違って、恋愛の言葉は、キャラクターとセットで受け取られるものだからです。
ただし、真似てはいけないわけではありません
ここで誤解してほしくないのですが、「だから真似は一切ダメ」という話ではありません。うまくいっている人たちに、共通してやっていることが確かにあります。それは、クロージングすべきタイミングでちゃんとクロージングする。アプローチすべきタイミングでちゃんとアプローチする。この「行動のタイミング」そのものです。
言葉のセリフやスタイルはキャラクターに縛られますが、「ここで誘う」「ここで気持ちを伝える」という行動の型は、キャラクターに関係なく共通して効きます。真似て失敗しやすいのはセリフの方で、真似て効きやすいのはタイミングの型の方だと思っています。
打席を作るための真似は、特に効きます
もう一つ、真似が特に効く場面があります。それは、そもそも話す機会そのものを作る段階です。以前の記事で、恋活は確率論であり、まず打席に立つ回数がなければ何も始まらない、と書きました。
相手のキャラクターとの相性は、実際に会って話してみないと分かりません。人見知りの相手であれば、お互いを理解するのになおさら時間がかかります。でも、その土台自体、まずアプローチしなければ生まれません。ここでうまくいっている人のアプローチの仕方、いいねの送り方、最初のメッセージの型を真似ることは、素直に理にかなっています。打席を確保するための真似と、打席の中身(言葉そのもの)をそのまま真似ることは、分けて考えた方がよさそうです。
まとめ
- 営業では、トップパフォーマーを一言一句真似るのが正解です
- 恋活では、自分のキャラクターに合わない言葉をそのまま真似ると、相手にギャップを感じさせることがあります
- ただし、クロージング・アプローチの「タイミング」はキャラクターに関係なく共通して効きます
- 特に、打席(出会う機会)そのものを作るためのアプローチ法は、真似る価値が高いです
真似ていいのは、言葉そのものより、行動のタイミングです。この違いを分けて考えると、うまくいっている人のやり方から学べることが、もっと見えてくると思います。
あわせて読みたい
- 恋活は、確率論です。量をやらない人に、質を語る資格はありません。
- 営業と恋愛は、同じか違うか。答えは、駆け引きをするかどうかだけです。
- マッチングアプリの最初のメッセージ、「はじめまして!よろしくお願いします!」で終わっていませんか。
どのサービスで出会うかに迷ったら、恋活・婚活で使えるサービス、結局どれがいいのか。目的別に6つ整理しました。も参考にしてください。


コメント